タイヤの空気圧不足は、燃費の悪化をもたらし、余計な燃料費がかかります。
また、偏摩耗やその他のタイヤ損傷を引き起こし、タイヤ寿命を縮める原因となります。
当会が2016~2022年に高速道路で実施したタイヤ点検では、乗用車の4台に1台が空気圧不足でした。
試験条件等によって差異があり一定ではありませんが、1ヶ月で5%程度低下します。
空気の自然漏洩は避けられないので、スペアタイヤも含めて最低1ヶ月に1度は調整して適正な空気圧を維持してください。
乗用車用タイヤの
空気圧低下状況(イメージ)
同じ車種でも、年式、型式、タイヤサイズによって車両指定空気圧が異なる場合があります。必ず確認して下さい。
タイヤの空気圧は、なるべく、走行によって暖まる前に、車両指定空気圧に調整してください。
車両指定空気圧、空気圧点検・調整方法等が分からない場合はタイヤ販売店等にご相談ください。
当会が業界自主基準として策定した低燃費タイヤ等のラベリング制度におけるグレーディングシステム(等級制度)にて、転がり抵抗性能の等級がA以上且つ、ウェットグリップ性能の等級がa~dの範囲内にあるタイヤを「低燃費タイヤ」と定義しています。 低燃費タイヤ(低燃費タイヤ等のラベリング制度に適合し、且つ、その根拠となるデータをタイヤ公正取引協議会へ届出しているタイヤ)は右にある低燃費タイヤ統一マークをタイヤ製品ラベル、カタログ、Web等)に表示出来ます。
※詳細は「グレーディングシステム(等級制度)について」をご参照下さい。
2010年から低燃費タイヤ等のラベリング制度をスタートしました。その後、普及が進み、近年では8割の水準に至っています。
資料/JATMA