タイヤは回転すると、進行方向と逆向きに生じる抵抗力が起きます。これを転がり抵抗と言います。 タイヤの転がり抵抗は、①タイヤの変形、②接地摩擦、③空気抵抗の3つの要因から構成されていますが、特に、①タイヤの変形 が9割程度の寄与となっています。
転がり抵抗を抑えることで、燃費の向上効果とCO2の排出削減を図ることができます。
安全性の観点からいえば、転がり抵抗はグリップ力と密接に関係しています。 一般にタイヤの転がり抵抗はグリップ力と相反するもので、濡れた路面に於いては特にグリップ力が弱くなる傾向にありますが、技術革新によって性能向上が可能になってきました。
2010年からラベリング制度をスタートしました。その後、普及が進み、近年では8割の水準に至っています。