一般社団法人日本自動車タイヤ協会(会長 清水隆史)は、4月5日から20日にかけて全国9ヶ所で実施いたしましたタイヤ点検等の結果をまとめましたのでここに発表いたします。
本点検は2019年「4月8日タイヤの日」啓発活動の一環として、全国タイヤ商工協同組合連合会と共にユーザーの皆様にタイヤの日常点検・整備の重要性を幅広く訴求することを目的に実施したものです。
今回タイヤの点検を行った車両は、乗用車系が303台、貨物系が35台の合計338台となり、これらの車両の整備状況は次の通りです。
1) タイヤ整備の車種別状況(表-1)
タイヤの整備不良車両は、点検台数338台中76台(不良率は22.5%)となっております。
車種 | 点検車両台数 | タイヤ整備不良台数 | 不良率 |
乗用車系 | 303台 | 63台 | 20.8% |
貨物系 | 35台 | 13台 | 37.1% |
合計 | 338台 | 76台 | 22.5% |
2)主なタイヤ整備不良の項目別内訳(表-2)
乗用車系・貨物系共に「空気圧不足」が1位(乗用車系18.8%、貨物系34.3%)となっております。空気圧不足は、自動車燃費に悪影響を及ぼすばかりではなく、安全走行にも影響いたします。このため、空気圧が不足していた場合には、その場で空気を補充しつつ、ドライバーに対しては、日常点検(空気圧管理)の励行をお願いいたしました。
項 目 | 乗用車系 | 貨物系 | 合計 | |||
件 数 | 不良率 | 件 数 | 不良率 | 件 数 | 不良率 | |
タイヤ溝不足 | 3 | 1.0 | 1 | 2.9 | 4 | 1.2 |
偏摩耗 | 4 | 1.3 | 1 | 2.9 | 5 | 1.5 |
外傷 | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 |
釘・異物踏み | 1 | 0.3 | 0 | 0.0 | 1 | 0.3 |
空気圧不足 | 57 | 18.8 | 12 | 34.3 | 69 | 20.4 |
その他 | 3 | 1.0 | 0 | 0.0 | 3 | 0.9 |
計 | 68 | ― | 14 | ― | 82 | ― |
3)一般社団法人日本自動車タイヤ協会、全国タイヤ商工協同組合連合会の2団体では、このタイヤ点検結果を踏まえ、正しい空気圧管理が安全走行やエコドライブの基本であることなどを尚一層啓発していくことといたします。
基山PAでの点検状況 | 三木SAでの点検状況 |
1) 実施場所
実 施 日 | 時 間 | 実 施 場 所 |
4月 8日(月) | 9:30~12:30 | 道央自動車道 輪厚PA・下り線 |
4月 8日(月) | 9:00~12:00 | 東北自動車道 菅生PA・下り線 |
4月 8日(月) | 13:00~16:00 | 東北自動車道 羽生PA・下り線 |
4月 8日(月) | 10:00~14:00 | 新東名高速道路 岡崎SA※2 |
4月 8日(月) | 10:00~13:00 | 名神高速道路 吹田SA・上り線 |
4月15日(月) | 10:00~12:00 | 山陽自動車道 三木SA・上り線 |
4月 5日(金) | 9:30~12:30 | 九州自動車道 基山PA・下り線 |
4月10日(水) | 10:40~11:50※1 | 山陽自動車道 宮島SA・下り線 |
4月20日(土) | 11:00~12:00 | 中国自動車道 美東SA・下り線 |
※1 天候不良により点検時間を短縮して実施
※2 上下線集約型
2) 主な点検項目と基準
点 検 項 目 | 点 検 基 準 | ||
タイヤ溝 (高速走行時推奨) |
タイヤ の種類 |
乗用車用 | 1.6mm |
小形トラック用 | 2.4mm | ||
偏摩耗 | 両肩摩耗、肩落ち摩耗等 | ||
外傷 | 釘・異物踏み、カット(コードに達するもの)等 | ||
空気圧不足 | 指定空気圧 未満 | ||
その他 | クラック、バルブコア不良等 |
Q1 エアゲージを使用したタイヤの空気圧点検は、主に誰が行っていますか?(複数回答)
Q2 それは、前回いつ頃行いましたか?
Q3 その頻度は、どれくらいですか?
Q4 空気圧以外のタイヤ点検は、主に誰が行っていますか?(複数回答)
Q5 その頻度は、どれくらいですか?
Q6 何を点検しましたか?(複数回答)
本件に関するお問い合わせ
一般社団法人日本自動車タイヤ協会 技術部 柴田、西堀
〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-8-21 虎ノ門33森ビル8階
TEL:03-3435-9092